病棟で働く看護師がクリニックに転職した事例を紹介しましょう。
最初は病棟勤務歴7年の女性看護師の事例です。
半年前に結婚してそろそろ出産の準備に入りたいと思い夜勤がないクリニックに転職しました。
転職先のクリニックは消化器系を中心に大人も子供も診察する街の病院です。
土日が休診日で、看護師の仕事も休むことができます。
そして夏季休暇や年末年始の休暇も公務員の夫と合わせられるようになり、生活のすれ違いが無くなり、規則正しい生活になり健康状態も良好で、妊娠出産への不安が少なくなったと言います。
次の事例も病棟で夜勤をこなしていた、勤務歴5年の女性看護師の例です。
夜勤をこなしながら夏はダイビング冬はスノボを楽しんでおり、プライベートは充実していました。
しかし昼間の仕事をしているOLの友達と時間が合わなくなり疎遠になってきている事や、不規則な生活で体の調子がすぐれなくなっていることに悩み日勤だけのクリニックに転職したそうです。
最初は毎朝同じ時間に起床して仕事に出かける毎日がとても新鮮で楽しかったのですが、日勤だけのクリニックでは当然夜勤手当がつかないぶん給料が激減します。
そして平日に自由に休みが取れなくなり、混雑している週末にしかスノボやダイビングに出かけられなくなりました。
転職する前によく考えておけば分かる事ですが、転職したい気持ちばかりを優先して安易に行動した結果です。
昼間たくさん患者さんが来るクリニックでは、平日の好きな時に休めるほど仕事は楽ではありません。
この看護師はクリニックに転職したことを後悔し、また夜勤ができる病院へ転職しようと考えているそうです。